
白い小鳥を肩に乗せた緑髪の少女、エテル・シアナ。
彼女は「ハンドメイド銀河」を目指し、 銀河間鉄道眠り姫号の10号車に乗り込んだ。
出発してしばらくすると、車掌から「一番後ろの車両のお客様がお呼びです」と告げられる。
自分を呼ぶのは誰なのかを確かめるため、最後の車両”24号車”を目指し歩き始めた。
「鉄道が出発する少し前……。わたしは”いちばん最初の星”で目が醒めた。
この星には、長く居ることは許されない。
みんな、ハンドメイドギンガ行きの乗車券を 買って、すぐに旅立っていくわ。
でもね、わたし、乗車券はいらない。」